会長挨拶
会長近影
2025~2026年度
奈良ロータリークラブ

会長 福田 一郎
「未来のために今できる事・見直そう組織の力を」

伝統と格式ある奈良ロータリークラブに於いて、第74代会長にご指名頂き誠にもって光栄に感じると共に身の引き締まる思いです。心より御礼を申し上げます。2000年3月に入会させて頂いたときから、早や四半世紀の時が過ぎました。創立50周年の前年度で、故岡村ガバナー輩出の2年前でした。多くの卓越した先輩諸兄の中で自分なりにロータリークラブを学ばせて頂いたつもりでありますが、残念ながら私は「入りて学び 出でて奉仕せよ」の精神で、自己研鑽を充分に積んだとはとても言い難い現状です。そのような私ではありますが、粉骨砕身最大限の努力をもって奈良ロータリークラブのために活動させて頂きますので、何卒ご支援賜りますようお願い申し上げます。
 

国際ロータリーのフランチェスコ・アレッツォ会長は、メッセージの中で、世界の劇的な変化の中で、革新、継続性、パートナーシップという、不可欠な三つの柱に基づきロータリーの活性化を図り、世界中の地域社会への奉仕を強化する、とおっしゃいました。また、第2650地区小﨑ガバナーは、ロータリーの最大の財産は会員です。クラブの維持、発展をさせて行くためにも、事業やクラブの運営を見直し、時代にふさわしい形に再構築する必要が有ると基本方針で述べられています。
 

奈良ロータリークラブでは、前年度地区中本ガバナーを輩出し、メンバーの皆様に多大なご協力を賜りました。また、次年度には奈良ロータリークラブ創立75周年という大きな節目を迎える年であり、メンバー全てが力を合わせられる環境を整えるためにも、本年度は繋ぐ一年として楽しく親睦を図り、全ての会員が再度一丸となれる環境を整える一年間にしたいと考えます。また、例会場につきましては、奈良ホテルの改修工事に伴う一時閉館をうけ、9月より一年間JWマリオット・ホテル奈良にお世話になります。
 

組織編成につきましても、会長の未熟さを補うべく、多くの会長経験者の皆様に無理をお願いし委員長の役職におつき頂きました。クラブ管理運営で、多くの経験を踏まえたお知恵をお借りして、楽しくメンバーが集える例会運営を実施したいと考えます。また、本年は国際ロータリークラブの規定審議会開催の年であり、その答申を受け、標準定款が改正となると共に、私たち奈良ロータリークラブの細則・事務取扱内規も見直しが必要となります。改訂については、メンバーの皆様に現状の理解を賜りご意見を伺い、今後の奈良ロータリークラブが維持、発展できる、未来を見据えた改訂が出来ればと考えています。会員増強についても、未来の奈良ロータリークラブの有るべき姿を見据えて、我がクラブに相応しい人材の獲得に向けメンバーの皆様のお力をお借りして、力強く推し進めたいと考えます。

公共イメージについては、組織内広報と対外広報を明確に区分して、奈良ロータリークラブの地域社会に対する活動報告、市民の皆様に興味を持っていただける広報活動に努めたいと考えます。社会奉仕事業については、ローターアクトクラブ・インターアクトクラブと共に、昨年度実施して頂いた一人親世帯支援事業「おいでよ冒険の森」や「フードドライブ」を継続実施いたします。青少年奉仕事業では、社会奉仕事業への支援並びに青少年交換事業・米山奨学生受け入れ事業も継続実施してまいります。また、国際奉仕事業としては先般国際ロータリーに承認を受けました、グローバル補助金事業として、ドミニカ共和国での青少年に対する心のケアカウンセラーの育成事業を現地ラベガロータリークラブの協力のもと実施いたします。姉妹・友好クラブでは、台南南ロータリークラブが創立50周年を迎えられ、慶州ロータリークラブと共に、台北で開催される世界大会時にでも交流できればと考えています。また、第2650地区からの要請を受け危機管理特別委員会を設置し、今後の不測の事態を予防すると共に、有事の際には迅速に対応できる体制を整えてまいります。
 

このご挨拶を書いている時に「変革の能動者」という言葉が頭を過りました。昔、呪文のように唱えた言葉です。頭に刷り込まれているのかもしれません。浅学非才どころか、無学無才な私が、まさか奈良ロータリークラブの会長に就任させて頂くとは、勿論皆様もお思いに成らなかったでしょうし、私も考えもしませんでした。変革の能動者となるために、ご指名頂いたことに感謝申し上げ、全力で取り組みますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。